株式会社アイネットマコトの原点は、代表の鶴丸誠が 「自分の手で世の中に役立つものを作りたい」 と思ったことにあります。
大きな企業でなくても、地方にいても、ひとりの発想からサービスを生み出せる ── その可能性に魅力を感じたことが、ものづくりを続けてきた大きな理由です。
1 Chapter
会社設立の背景・想い
株式会社アイネットマコトの原点は、代表の鶴丸誠が「自分の手で世の中に役立つものを作りたい」と思ったことにあります。
もともと私は、技術そのものが好きというよりも、「こんなものがあったら便利になるのではないか」「困っている人の役に立てるのではないか」という思いから、アプリやシステムを作り始めました。
大きな企業でなくても、地方にいても、ひとりの発想からサービスを生み出せる。その可能性に魅力を感じたことが、ものづくりを続けてきた大きな理由です。
特に印象深い取り組みのひとつが、地元・唐津の伝統行事である唐津くんちを題材にした「曳山なび」です。唐津くんちは、地域にとって誇りであり、文化そのものです。その魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい。観光に来た方が、曳山の場所や歴史をスマートフォンでわかりやすく楽しめるようにしたい。そうした思いから「曳山なび」を開発しました。
この経験を通じて、ITは単なる便利ツールではなく、地域の文化や人の想いを次の世代につなぐ手段にもなるのだと強く感じました。
2 Chapter
鶴丸 誠がアプリを作ったきっかけ
私がアプリを作り始めたきっかけは、身近な課題を自分で解決したかったことです。
「誰かが作ってくれるのを待つ」のではなく、「自分で形にしてみる」。その積み重ねが、現在の事業につながっています。
最初から大きなビジネスを狙っていたわけではありません。むしろ、目の前にある小さな不便や、地域の中にあるもったいない魅力を、技術で少しでも良くできないかという思いが出発点でした。
アプリ開発を続ける中で、利用者の声を直接聞けることが何よりの励みになりました。自分が作ったものが誰かに使われ、役に立ち、喜ばれる。 その経験が、ものづくりを続ける原動力になっています。
3 Chapter
現在注力している取り組み
現在、株式会社アイネットマコトでは、AIを活用したシステム開発に特に力を入れています。
これまでシステム開発は、専門知識を持ったエンジニアだけが行うものというイメージが強くありました。しかしAIの進化によって、開発のあり方は大きく変わり始めています。
今後は、プログラムを書ける人だけでなく、「こんなサービスを作りたい」「この業務を便利にしたい」「地域や会社の課題を解決したい」という想いを持つ人が、AIを活用してシステムを作れる時代になります。
私たちは、そうした時代に向けて、初心者や専門知識の少ない方でも、自分のアイデアを形にできる仕組みづくりを進めています。特に、AIを使ってホームページや業務システム、サブスクリプション型のサービスを作れるようにすることで、個人や中小企業、地方の事業者でも新しい収益の柱を持てるようにしたいと考えています。
「自分で作れる人を増やす」「自分のサービスを持つ人を増やす」「地域や個人の可能性を広げる」── これが、これからの大きなテーマです。
4 Chapter
モノづくりに対する想い
私にとってモノづくりとは、単に機能を作ることではありません。大切なのは、そこに使う人の姿が見えているかどうかです。
誰が困っているのか。何を解決したいのか。どうすればもっと簡単に、もっと楽しく、もっと役に立つものになるのか。その視点を忘れないことを大切にしています。
また、完璧なものを最初から作ろうとするよりも、まず形にして、実際に使ってもらい、改善していくことが重要だと考えています。私自身も、これまで多くのアプリやシステムを作ってきましたが、最初からすべてが成功したわけではありません。試行錯誤し、失敗し、利用者の声を聞きながら改善してきました。
これから起業を目指す方には、最初から完璧を求めすぎず、まず一歩踏み出してほしい。小さくても、自分の想いを形にすることには大きな価値があります。
5 Chapter
AIの時代に入り、開発の仕方が変わったこと
AIの登場によって、開発のスピードと考え方は大きく変わりました。これまでは、システムを作るためには多くの専門知識と時間が必要でした。しかし今は、AIを使うことで、アイデア出し、設計、文章作成、プログラム作成、改善提案まで、非常に速いスピードで進められるようになっています。
これは、エンジニアの仕事がなくなるという意味ではありません。むしろ、エンジニアの役割はより重要になります。AIをどう使うか。何を作るべきか。誰のために作るのか。安全性や運用面をどう考えるのか。そうした判断や設計が、これまで以上に重要になっていると感じています。
一方で、AIによって、これまで技術的な壁で挑戦できなかった人にもチャンスが広がっています。地方の小さな会社や個人でも、AIを活用すれば、全国や世界に向けたサービスを作ることができます。
AIは、人間の代わりではなく、人間の可能性を広げる道具だと思っています。
6 Chapter
業界で感じている課題
IT業界では、技術の進化が非常に速くなっています。一方で、その変化についていける人と、取り残されてしまう人の差も広がっているように感じます。
特に地方や中小企業では、良いアイデアや強い想いがあっても、システム化できない、発信できない、収益化できないという課題があります。私は、その壁を少しでも低くしたいと考えています。
技術が得意な人だけが成功するのではなく、現場を知っている人、地域を知っている人、困っている人の気持ちがわかる人が、自分のアイデアを形にできる社会にしていきたいです。
AIの時代だからこそ、技術力だけでなく、人間らしい発想や想いがより大切になると感じています。
7 Chapter
今後の展望
今後は、AIを活用して、誰もが自分のサービスやシステムを作れる環境づくりに取り組んでいきたいです。
ホームページ、業務システム、予約システム、マッチングサービス、地域向けアプリ、観光DX、サブスクリプション型サービスなど、これまで専門会社に依頼しなければ作れなかったものを、もっと身近にしていきたいと考えています。
そして、単に便利なものを作るだけではなく、「収益につながる」「地域の活性化につながる」「人の挑戦を後押しする」そうした仕組みを広げていきたいです。
株式会社アイネットマコトは、地方発の小さな会社ではありますが、小さいからこそ柔軟に動ける強みがあります。これからも、地元・唐津を大切にしながら、全国の中小企業や個人の挑戦を支援し、AI時代の新しいモノづくりを広げていきたいと考えています。
8 Chapter
起業を志す方へのメッセージ
起業を考えている方に伝えたいのは、最初から大きなことをしなくてもいいということです。
自分の身近な課題、地域の困りごと、自分自身が不便に感じていること。そこにこそ、新しいサービスの種があります。
私自身も、最初は身近なところから始めました。地元の祭り、地域の魅力、日常の不便。そうしたものを少しずつ形にしてきた結果、現在の事業につながっています。
AIの時代は、挑戦する人にとって大きなチャンスです。専門知識が足りないからできない、資金が少ないからできない、地方だからできない、という時代ではなくなりつつあります。
大切なのは、まず作ってみること。そして、使う人の声を聞きながら改善し続けることです。株式会社アイネットマコトとしても、これから挑戦する方々が、自分のアイデアを形にし、社会に役立つサービスを生み出せるよう、技術と経験の両面から支援していきたいと考えています。
スマートフォン黎明期、ひとつの転機
私は、スマートフォン向けアプリが日本で本格的に普及する以前から、アプリづくりに取り組んでいました。当時は、国内ではガラケーの世界が今後も続き、スマートフォンの普及にはまだ時間がかかると、マスメディアや世論でもそのように伝えられていました。
しかし、ある人物の登場によって、その常識は一気に覆されます。当時、ソフトバンクの孫正義氏が「スマートフォンを配る」とも言えるような大胆な施策を打ち出し、日本国内に一気にスマートフォンが広がり始めました。それまで想定されていなかったスピードで、市場の空気が変わったのです。
その時点では、先行して開発・リリースされている国産アプリはほとんど存在しておらず、結果として、私が手がけていたアプリが注目され、ヤフーニュースに取り上げられました。この出来事をきっかけに、一気に道が開け、私の人生は大きな分岐点を迎えることになります。
まさに、何が起こるかは誰にもわかりません。だからこそ、新しい取り組みは、早ければ早いほどチャンスにつながるのだと、私はこの経験から強く実感しています。
鶴丸 誠 (つるまる まこと)
株式会社アイネットマコト代表取締役 / adams株式会社代表取締役
AIシステム開発・地域DX推進・AI教育活動に従事。唐津くんちAI観光ナビなど、自治体・企業へのAI実装実績多数。
Makoto Tsurumaru — CEO / CTO
両親不在の中、おばあちゃんっ子で育つ。東芝に入社後ソフト開発で数多く表彰を受け府中本社への出世コースとなるが、祖母が交通事故にあい、障害不自由の可能性を示唆されたため、身体介護を決心して帰郷。介護をしながら夢をあきらめきれず、自宅を拠点としてシステム開発を続行。
日本にはまだなかったスマホ文化に着眼し、2009年、アプリ開発にいち早く着手。ナビゲーション部門で世界販売ランキング1位を獲得、ヤフー経済産業ニュースに掲載される。GMOアプリ開発コンテストでカテゴリ大賞を受賞。
現在はAI開発で自動化システムを構築。新しい時代への革命に邁進中。観光にも力を入れ唐津くんちのアプリを開発、渋谷センター街の街頭ビジョンに配信では世間をにぎわせた。株式会社アイネットマコト代表取締役。